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真実の愛

2008.05.25.22:32

わたしを好きだと いわないで

誰も ここへは辿り着けない

わたしに愛を 求めないで

君も やがて去ってしまうのだから


真実など形に出来やしないのに

どうしてふたりは 強い眼差しで

突き進んでいくのだろう

まるで 何にも負けないみたいに


雨の音に 呑み込まれて

みんな ここを通り過ぎていく

夜の魔法で 散り散りになって

君も すぐに気付いてしまうんだよ


苦しい想いを吐き出しているだけなのに

どうしてこんなに 胸を痛めて

泣きあうように寄り添うのだろう

まるで 全てに負けてしまったみたいに


あぁ 心が壊れていくのがわかる

眩しい太陽に溶かされて 死んでしまう

あぁ 体を繋げたままでいられない

幸せの広場に いつかまた行きたかった


わたしを 好きだと言わなければ

君に 恋など教えなければ

ふたりが 見つめ合わなければ


まだ 指先に触れていて

物語の続きを 読まなくちゃ


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いちご畑

2008.05.20.22:55

手を離したら ほら

大すきな 君のその顔

そんな目で 僕を見ないで


背丈も同じ 黒い髪も同じ

君と僕は いちご畑に来た


さっきまでの 夢

不安げな 君のその顔

そばにおいで 怖くないから


声も同じ 白いシャツで並んで

手を伸ばせば 真っ赤な果実

濡らした唇は 何よりも甘く


誰にもわからなければいい

僕たちが 美しいってこと

誰にも邪魔なんてさせない

君以外は 何も要らないのさ


いちご畑の秘め事

触れ合う指先

緑と赤と太陽の光が

君と僕の為に 輝いている


永遠は此処に

永遠は少年の心に


羽音

2008.05.06.00:12

暫く黙ったあとの かすれた声が

わたしの胸の底に 沈んでいく

それが心地よくて くるしい


自信が無さそうに 小さくなる声が

わたしの心の奥を くすぐる

それが可愛らしくて うれしい


朝も 真昼も 夕暮れ時も

あなたを探して 歩いていたい

夜も 真夜中も 夜明けも

あなたの夢を 見ていたいの


ずっと一緒には いられないけど

二人で何処かへ 逃げ出そうだなんて

何があっても 言わないでね

だって幸せは 此処にしかないから

この季節にだけ輝く 淡い太陽

それに群がる虫になりたい


命を揺らして 伝え合う

狂えば全てが 優しい色になる





空色リボン

2008.05.01.20:29

グラデーションの空色が 心を連れて行く

愛しい人たちの笑顔を 胸に掲げたままで


愛を語り合うには わたしたちは

足りない 遠くて これ以上近くもなれない


だから 一回のキスに込めるよ

溢れ出ても止まらない この熱い気持ちを

目と目が合うなら 感じ取ってね

今だけは あなたのことを好きでいたい


不思議の道の溜め息が 二人を連れて行く

痛む胸を押さえながら 後ろ髪引かれるままに


行き先も 終わりの場所も

知っているから 笑っていられる

言葉を選んでも 視線を外しても

お互いの心から 道が伸びている

大きな一瞬の光が 目を眩ませる

間違っていても 綺麗な光がすき


だから 一回のキスに込めるよ

水色のサテンリボンが ゆるゆると解ける

目と目を合わせて 照れ笑いして

今だけは あなたのことを好きでいたい







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